Paradise column vol.4
寄生虫について


■この中の一尾に潜んでいるとは、
撮影時には知る由もなかった……■

■釣りをしていれば、誰でも一度はお目にかかる寄生虫。釣り好きの人ならば誰もが避けてはならない問題です。
       ■
■寄生虫のイメージは最悪そのものでしょうが、「共生」となると一変しますよね?
「共生」をしている生物の例を挙げてみると、大型の魚に付く、コバンザメや、大型魚の口の周りのクリーニングをするホンソメワケベラなど。ホタテ貝の中にいさせて貰っている事がある、我らが釣り餌のゴカイだって、立派なホタテ貝の共生者です。
■ここで、共生と寄生の区別は実は曖昧であることが、ゴカイの例でおわかりになって欲しいのですが、「寄生」というのは、大抵、一緒にいる生物(=宿主)の一部を食べるか否かという事でわけれます。つまり一方が害を受け、一方が利益を得る過程があってからこそ、「寄生」と呼びます。
■上の例のゴカイとホタテの関係は、ずばりゴカイがホタテ貝の中に居させて貰うことにより、外敵から身を守って貰うだけで、餌はまた別に取るので、ホタテ貝側としては、ゴカイが居ることで別に利益なワケでも不利益になるワケでもありません。この様な場合は特に「片利共生」と呼ばれ、一応、共生に分類されることになります。コバンザメもまた然りと言えるでしょう。
■そして、ホンソメワケベラと大型魚に関してですが、大型魚は口腔内に寄生した微生物をホンソメワケベラに食べてもらい、ホンソメワケベラもそれでお腹を満たすことになります。つまり、相互に利益が発生する場合。これは誰しもが頷ける共生であろう、「共利共生(相利共生)」となるワケです。最も、ホンソメワケベラが大型魚に食べられてしまう裏切り行為も稀にある様ですが‥‥‥(^^;;
       ■
■日本には昔(今でも数は減りましたがありますが)、し尿運搬船というのがあり、かつて日本では、国民の大半が寄生虫をお腹にかかえていました。そうするとどうなるかわかるでしょうか?そうです!本来海に住んでいなかった寄生虫までもが海に適応し、現在、魚の胃や肉体内に潜み、密かにホモサピエンス(モンゴロイド)に近づいているワケなんです。
       ■
■寄生虫にはもちろん、色々な種類がいて、研究する人も少なく、まだわかっていない事も多いのですが、多数いる寄生虫の中でも、人間様を宿主に出来る種は数少なく、人間の体内では生きられず、死に、タンパク源になってしまうヤツが大半な事もわかっておきましょう。
■寄生虫=ホモサピエンスに害を与えるというのは大きな誤解です。むしろ、タンパク源となる位ですので利益を与えてもらっているヤツもいるのです。
       ■
■魚に付いている寄生虫ですが、ほとんどが内臓や鰓、口腔内についています。私も以前、東京湾の金沢でマアナゴを爆釣した時の1尾の内臓丸ごと線虫と呼ばれる、チョロッとしたヒモみたいなヤツがウジャウジャ乗っ取っていた事があり、閉口しました。他にも、メバルの内臓から、カイアシ類の寄生虫が4匹出てきたり。この時はちゃんと煮付けで食べましたが、、。この様に、食べれなくなるワケでもないこともわきまえて戴きたい所です。
       ■
■特に人体に影響する寄生虫で、ポピュラーな釣り対象魚に視点を当てて、揚げれるのは、アユに付く、横川吸虫でしょうか。他にもシラウオや、ウグイなんかにも付く虫なのですが、生食すると寄生しちゃうので、若アユの刺身や、稚アユ・シラウオの躍り食いなんてのは実は危険です。吸虫の種類はこれだけでなく、ハゼ類、ボラ類、ドジョウなどから人に寄生するものも多いので、種によらず、十分に生食は注意すべきなのは確かです。最も、自覚症状が無いので潜在的な寄生虫飼主は結構いるのかもしれません。
■それと、サケ・マス類の生食により、寄生するのが有名なサナダ虫。ヤマメの回帰型のサクラマスが特に多いそうです。薬で簡単に駆虫出来るとはいえ、いきなり排便の時に虫がビロンッと出て来てビックリしない為にも虫下しは早めに服用すべきですね。
■それと、もう一つ有名なのが線虫のアニサキス。非常に多彩な種の魚やイカ類に寄生し、やはり生食で人に寄生するパターンが多いみたいです。しかし、−20℃以下で一日冷凍すれば死ぬので、生で食べる時は一旦冷凍してからといういわゆる「ルイベ」が好ましいのです。最近では、東北・北海道でサケ釣りやマス釣りをする人で無知な人が増えている様で、生で食べて虫をお腹で養殖している釣り人も少なくないとか。しかも殆ど自覚症状が無いというのも恐ろしい事です。勿論、そんな風にはなりたくないですよね??
       ■
■まぁ、何にしても加熱すれば死ぬし、生で食べてしまった場合や不安な方は、薬局などで虫下しを購入して服用して戴くのがベストですね。
■特に海の回遊魚(光り物)なんかでは内臓についていて当たり前ですし、生食をする際、特に過失がなければ問題ないワケですし。
       ■
■後悔のないキャッチ&イートを心がけましょう!それと、食べる時は手を洗ってから!なんか、無茶苦茶な文章になってしまった。(自爆死)


戻る