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2003/03/19
神奈川県平塚市相模川河口
TL(全長):40p |

◆国内:南日本。
◆国外:朝鮮半島、台湾、中国沿岸。

◆南日本で最も身近な「えい」と言っても良いのではないだろうか。岸近くでよく見られる種で、ビックリする方もいるとは思うが、釣りでも夏によく釣れる。
◆何故、夏によく釣れるのか。アカエイの産卵期は夏で、産卵のためにちょっと深い場所から浅場にやってくる。河川内に入ることも珍しくなく、運が良ければ橋の上から遡っていく姿を見受けられることもある。ただ、夜行性なのでそんなことは本当に稀なんだと思われるが、私が一度見ているので参考にまで。
◆本種の特徴は何と言っても、眼がない方、つまり腹側の鰭の周りが黄色いことにある。南日本で「えい」が釣れたら、裏返してみると判り易い。但し、裏返す時には注意が必要だ。何故ならば、鋭くて長い毒針を尾に持つからだ。ざっくりやられると何針も縫うような大怪我にも繋がるので、慎重な扱いが必要だ。漁師は揚げたその場でこの棘を切り落とすという。但し、食べない場合には切り落とすのはやめて頂きたいところではある。
◆底質が砂や泥のような沿岸域に棲み、夏には浅場にやってきて雌は体盤幅が10cm前後の胎児を5〜10個体産む。周りの砂と同化して、眼だけをキョロキョロさせていることも多く、夏に海の中を歩いたりすると踏んづけて毒を持つ棘に刺されてしまうヒトもいるという。本当に要注意。最悪、刺された時の応急処置として、リバノール液で消毒し消炎鎮痛剤を飲むことが挙げられるが、一刻も早く病院に行くのが大事。
◆食用可。浸透圧調節の関係で、尿素を体液に多く含んでいるのが軟骨魚類網の生物の特徴であるが、本種はそんな仲間の中でもドチザメの仲間と同様に、食べた時のアンモニア臭が酷くないので好んで食べるヒトも多い。獲れたその瞬間に毒棘のある尾を切り落とし、その場ですぐに下処理をするとアンモニア臭はより気にならなくなるという。「えいひれ」は有名で、良質の煮こごりができるだけでなく、味噌煮でも人気が高い。また、刺身で食べるヒトも多い。
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