
Sebastes taczanowskii (Steindachner , 1880)
硬骨魚綱/カサゴ目/フサカサゴ科/メバル属
![]() ◆国内:岩手県以北、北海道の各地。 ◆国外:〜沿海州。 ![]() ◆東北地方と北海道に生息するメバルの仲間。最も、姿形はメバルそのもの。体色など、微妙に違う所もあるのだが、本州中部以南の人が見たら「黒めばる」と勘違いする人も出てきそうだ。 ◆尾鰭(鰭=ひれ)の後縁が白いことと、下顎に鱗が無いことなどで他のメバルの類と区別できる。 ◆本種も標準和名メバルと同じような場所に棲んでいる。今でこそ数は減った地域もあるようだが、北海道ではやたらと多く、『ガヤガヤ』いるから、「がや」と呼ばれるようになったくらいであり、むしろ、北海道ではこちらの名前でないと通用しなかったりすることも多い。 ◆北海道利尻島では澄み切った海とは裏腹に、魚を泳ぐ姿が見受けられず、少しほったらかしていた竿にやっと本種が1尾という状況。釣り荒れちゃって酷いものである。漁業のみでなく、釣りによる魚へのプレッシャーも考えていかなければならない。あんなに綺麗な海なのに魚がいないと、何にも無い殺風景な部屋のようで、寂しい雰囲気が漂う。私はこんな海を残していきたくないし、こういう現状は魚を愛する方であれば「嫌」と感じるのではないだろうか。 ◆食べない人も多いみたいであるし、メバルより味が劣ると言われてることが多いようであるが、私はナカナカのものだと思った一人である。北海道ではデパ地下なんかでも本種が売られていることもあるし、釣り人でなくても口にできる魚だ。現在は「がや」と呼ぶほど個体数が多いわけではないみたいだが、本種を食べた時は是非、「がや」の由来を思い出し、今の現状を見つめたい。そしてできることならば、新鮮な本種と食べ比べて、本当に味が劣るといえるのかも一考だろう。 1999/08/12 晴れ、大潮:北海道利尻島・鴛泊港船着場 尾数→1尾 大きさ→15cm位 |