
Hypodytes rubripinnis (Temminck and Schlegel , 1844)
硬骨魚綱/カサゴ目/ハオコゼ科/ハオコゼ属
![]() ◆国内:本州中部以南の各地沿岸。 ◆国外:朝鮮半島南部。 ![]() ◆刺毒魚として有名な、カサゴに似たハオコゼ。小型だし、鰓(鰓=えら)の棘も鋭くないし、何より斑紋がカサゴと全く異なるので、馴れている人は容易にカサゴと区別できるのだが、ファミリーフィッシングなんかで本種が釣られた場合は悲劇になることもある。特に親が子供に触らせてしまって……というのが一番多いのではないだろうか。釣りは楽しいし、海も広くて心が落ち着く遊びだが、その中に生活史をもつ生物は野生であり、野生の生物は野生であることを忘れている人に対して厳しくあたるものだ。無知であることは罪悪でもあるが、自らをも傷つける恐れがあるということを示している良い例だと私は思う。これを機に、ちゃんとハオコゼという魚を見直して欲しいものだ。見慣れればすぐに特徴が掴めるはずだし、何より本種の薔薇のように美しいながらも棘(しかも本種は毒棘)のある生物というのは魅力的に感じる人も多いだろう。 ◆刺された時の応急処置としてのリバノール液は海に問わず、釣りでは必需品と言える。他にも同じような場所で釣れるアイゴやミノカサゴ、イソカサゴなんかにも有効だ。最悪は小便になるが、効く保証は一切ない。また、応急処置をしたとしても、すぐにちゃんと医者に行かないと、指が腐敗してしまい最悪切断なんてことにもなり得るので、決して甘くはみてはいけない。一旦刺されると患部が腫れ上がって激しく痛むらしい。体の大きさに毒の強さは比例しないので、どんな小型でも慎重に鉤を外すこと。よく、釣りの本なんかには「ハリスごと切って捨てましょう。」なんてフレーズを見かけるが、執筆者は何様のつもりなのだろうか。人に生命を無闇に奪う権利なんかない。釣りはただでさえ一歩間違えば、殺戮や虐待以外のなにものでもないものになるし、簡単に魚の生命を奪える「遊び」だ。私は、釣りをそんな体裁の悪い「遊び」や「ただの殺戮行為」にはしたくない。刺されようが刺されまいが、鉤は絶対に外して欲しい。これは私からのお願いだ。それが、最悪は自身の生命と引き換えに自分の鉤に掛かってくれた魚に対する礼儀だと思う。まぁ、その後、食べるか逃がすかは自由だが、調理する時にも棘に注意すること。しかし、堤防の上に放置とかも、絶対に止めて欲しい。これも私からのお願いだ。釣った利用しない魚は逃がしてやるというのは、釣りをする上での最低限のマナーだろう。 ◆私自身は単発でしかアタッたことがないのだが、群れていることも珍しくないようなので、一尾釣れたら覚悟して望むこと。釣りたいなら、海藻が茂っている場所でチョイ投げやウキ釣り、脈釣りが堅いだろう。 尾数→1尾 大きさ→5cm位 2000/04/02 晴れ、中潮:湘南・大磯港船着場 尾数→1尾 大きさ→10cm位 2001/10/21 曇、中潮:湘南・大磯港砂揚げ場 尾数→1尾 大きさ→5cm位 2002/10/04 晴れ、中潮:西湘・早川港旧港船着場 尾数→1尾 大きさ→5cm位 2003/04/14 曇、中潮:湘南・大磯港船着場 尾数→4尾 大きさ→6cm前後 2003/04/19 晴れ、中潮:西湘・早川港旧港 尾数→2尾 大きさ→5cm位 |