
Lepidotrigla hime Matsubara and Hiyama , 1932
硬骨魚綱/カサゴ目/ホウボウ科/カナガシラ属
![]() ◆国内:琉球列島を除く南日本。 ◆国外:台湾、中国沿岸。 ![]() ◆本種の存在に気付いたのは、2尾のイゴダカホデリと1尾のカナドよりも体高や目の大きさが全く異なっていたためだ。 ◆クーラーから出したら背鰭(鰭=ひれ)が折れていたのが原因で、標本にするのは諦めたのだが、写真を比較したら第二背鰭の違いが出ていおり、また、写真では判り難いが、胸鰭の内面が濃紺色で縁辺が赤色なのも本種のみの特徴だ。それに、上顎後端が瞳孔前縁下に達すること。これで近縁で近似のソコカナガシラを含む他種と区別できる。最も有効なのが側線有孔鱗数(鱗=うろこ)を数えることで、55〜56ならば本種となる。 ◆住処としているのは、ソコカナガシラよりも若干浅い場所から結構見られるようで、40m位よりも深い砂泥底となっている。本種含むカナガシラ属の魚の研究を行う人が少ないというので情報があまりないのが残念なところだ。 ◆私が釣った状況をちょっと書かせて貰うと、時化気味の海でマダイ狙いの時に、未知なる外道を求めて仕掛けを底に下ろした時に、イゴダカホデリやカナド、タマガンゾウビラメに混じって釣れた。ということは、底質がシモリ混じりの砂浜がポイントになるのだろうか。餌はオキアミだが、他のホウボウ科魚類と同様にイソメ類なども食べるだろう。参考になるのか、ちょっと不安ではあるけど。 ◆天ぷらにして私は食べたが、味はカナガシラ属の他種と相違なく美味であった。 2002/04/30 曇のち雨、中潮:湘南・葉山沖 尾数→1尾 大きさ→17cm位 |