カスミサクラダイ
Plectranthias japonicus
硬骨魚類綱/スズキ目/ハタ科/イズハナダイ属

2001年01月06日(土)曇時々晴れ、中潮
神奈川県江の島沖

20p位。

◆国内:南日本。
◆国外:〜西部太平洋。



◆鰭(鰭=ひれ)という鰭が黄色い、ちょっと美味しそうな魚に見える本種はハタ科の魚だ。しかし、普通の人が「はた」と言われて思い出すマハタやイヤゴハタなどの種よりも、名前にある「サクラダイ」が示す通り、サクラダイなどに近い仲間だ。
アカアマダイ釣りで狙うようなやや深めの砂礫底に住んでいるようだが、出版されている釣り魚の図鑑にも載っていないことがしばしばある所をみると、多くは獲れないし、釣れないみたいだ。しかし数年に一度、私はアカアマダイ釣りの船で釣っているので、もしかしたら、割と相模湾の江の島沖の海底にはいるのかもしれない。それこそ過去に釣れたものは全て餌はオキアミで食ってきているので、特に何をするってワケでもなく、自然とアカアマダイの外道で掛かってくる感じだ。普段は何を食って、どんな生活を送っているのかというようなことは、文献にもあまり詳しく書いているものがないところを見ると、生態的なことは何一つ判っていないのに等しい状況なのではないだろうか。
◆私自身がキビレマツカサと混同していた時期もあったが、キビレマツカサは尾鰭が二叉するので、おかしいことに気づいた。尾鰭が円形であることはキビレマツカサとの判別ポイントになるだけでなく、他のハタ科ハナダイ亜科に属する魚の中でも珍しいし、背鰭や尾鰭が黄色いことなんかで簡単に見分けられそうだ。ハナダイ亜科の魚は雌雄で体色が違うものが多いのだが、本種はそういった記載も見当たらず、体にある濃赤色の斑紋が薄かったり、濃かったりしている個体がいるので、それが雌雄差に関係しているのかなぁ。と勝手に思っている。とにかく、詳しいことは学問上、何一つ判っていないのだ。
◆美味しそうに見えるので、料理を工夫するのも面白いかもしれない。最も、相模湾ではヒメコダイやカナガシラの仲間と混同して「あかぼら」と呼び、持って帰って食べる釣り人もいるので不味くはないのだろう。私も次に釣ったら食べてみたいが、稀種のようで、研究施設などの標本としての価値も高そうで、どうするか迷うかもしれない。


じゃらん♪



  1997/02/08 晴れ、大潮:湘南・茅ヶ崎沖
        尾数→1尾      大きさ→20cm以下

2001/01/06 曇時々晴れ、中潮:湘南・江の島沖
        尾数→3尾      大きさ→20cm前後