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2003年05月11日(日)曇一時雨、長潮
静岡県初島沖
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◆国内:釧路沖以南。
◆国外:〜インド・太平洋域、大西洋、地中海。

◆日本人ならば誰もが知っている魚と言っても過言ではないのだろうか。デパ地下や魚屋でも年中見られ、「釣り鉤に注意」とか、「釣り物」とか書かれた札とかシールがあるのを目にしたことがある人も多いはず。とても美味な魚でちょっぴり高級な本種。買うのも躊躇われたりもすることもあるのだろうが、「昼きんめ」と呼ばれる2kg以上の大物は特に一般庶民の食べ物ではないとか。因みに、本種の調理法はもはや紹介する必要もないだろうが、味については私の中では魚のトップ10にランクインする魚である。
◆ポイントが水深200mとか300mとかの深場を釣るので、釣りたいならば必然的に船に乗らなければならない。深場釣りの大本命魚で、周年各地で狙われている。だから船宿も結構、地域によっては沢山の数の釣り船が本種を本命として出船しているみたいだ。餌や仕掛けなどはその釣り船に合わせないと迷惑がかかるので、ここでのコメントは差し控えておく。
◆実はちょっと似た種がいて、市場でも区別されずに混同されている種と、明らかに別種と見た目でわかる、フウセンキンメとナンヨウキンメとの区別の仕方を紹介しておこう。先ず、見た目からして違い、漁師にも区別されて扱われている、体高が明らかに高いナンヨウキンメ。スマートな体形じゃなければ、キンメダイではないんだと心に留めておくと良い。味も劣ると言われているが、私は食べたことがないのでわからない。次にフウセンキンメ。これは市場でも漁師さん達が区別しないほど似ていて、それが問題にならないということは、味もキンメダイと相違ないのだろう。見分け方だが、これもナンヨウキンメほどではないが、体高がやや高く、後鼻孔がキンメダイが細い溝の形状をしているのに対し、フウセンキンメは楕円形をしている。まぁ、書くのは簡単。見慣れないと難しいかもしれない。
◆また、外国産の中の一部では同種であることに疑問が持たれており、外国の研究者が日本のキンメダイを100尾仕入れ、分類学的に再検討すべく、研究している最中であると聞く。論文を待ちたい。
◆夜行性と言われ、夜間は垂直移動して昼よりも水深の浅い場所で泳ぐというが、それでも100m以上の深場。一般に、小さい個体ほど浅いところに多く、大型個体ほどより深い水深に生息するようだ。また、魚群探知機に反応があったとしても、潮によって仕掛けに食ってきたり、食ってこなかったりしたりして、その日の状況が大きく釣果に左右する。気圧の変化に強く、目が飛び出たり、浮き袋が口から出てる状態になることはなく、船べりでバラしたらあっという間にまた潜っていくそうなので、取り込みは慎重にやらないとならない。
◆金色の目玉が愛らしいこの魚。釣りをするなら一度は自分で釣ってみるのも良いのではないだろうか。釣りたての本種の刺身なんて、滅多に食えるモノではないだろう。

2003/05/11 曇一時雨、長潮:相模湾・初島沖
尾数→11尾 大きさ→頭28cm
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