マダイ
Pagrus major
硬骨魚類綱/スズキ目/タイ科/マダイ属

1999年05月01日(土)晴れ、大潮
神奈川県江の島沖

20p。
2004年08月09日晴れ
青森県鯵ヶ沢

12p位。
2004年08月09日晴れ
青森県鯵ヶ沢

10p位。

◆国内:北海道以南〜尖閣諸島。
◆国外:朝鮮半島南部、東シナ海、南シナ海、台湾。



◆「魚の王様」の称号は言わずもがな。「蝦(えび)で鯛(たい)を釣る」という諺もあるが、まさしく船で本種を狙う場合はいわゆる「エビ」を餌にして狙うことが殆どだ。
◆無論、釣りでも主な対象魚の一つで、かなりの人気者だ。そのためか、釣り人が多い海では釣り船に乗っても釣れない時があるくらいで、最近では放流も盛んに行われているが、放流個体はほぼ100%の確率で鼻腔に異常があったり、遺伝子多様性と遺伝子固有性の上で成り立つ生物多様性への悪影響が懸念されており、社会的な問題として大きく取り沙汰されるべきだろう。
◆砂底や岩礁域を船で狙うのが一般的だが、水深のある磯や堤防なら陸からでも狙える。また、投げ釣りの遠投では、小型個体が掛かったりもする。大型個体を狙うとなると夜釣りに歩があるようだ。各地で昔からの……という、色々な釣り方があって、全国各地に分布するこの魚が昔から庶民に親しまれていることも伺える。
◆かなり大々的な養殖までされている本種の特徴だが、コバルトブルーの斑紋が不規則に並ぶことで近縁のキダイと、鰓(鰓=えら)が血のような鮮紅色ではなく、更に尾鰭(鰭=ひれ)の先端が黒い事で近縁のチダイと区別できる。マダイくらいわかるさという人もいるだろうが、チダイやキダイはかなり似ているので、「タイ」は「タイ」だと思っている人ほどスーパーやデパート地下街の鮮魚コーナーや魚屋でマダイではなくチダイやキダイを買っている人が多いだろう。
◆どうやって食べても美味しいのだが、大型のものは味が落ちると言われるのも魚好きの間では既に常識となっており、1〜2kg位のものが一番美味しいサイズと言われ、魚市場での価格設定もそれに準ずる。
◆一般に養殖物は黒いと解釈している人もいるかもしれないが、春には婚姻色のせいで雄は黒っぽくなるため、一概には言い切れない部分があるので、養殖物は鼻孔が単一である。と、解釈しておくと良い。最も、天然物でも海洋に撒いた人工肥料を食べにくる個体や、先にも放流の話で書いたように栽培漁業などで稚魚期に人にお世話になった個体などでも鼻腔が単一なものが多くなっているという話なのが怖いところだ。

じゃらん♪



  1999/05/01 晴れ、大潮:湘南・江の島沖
        尾数→1尾      大きさ→20cm

  2001/03/29 曇のち雨、中潮:西湘・小田原沖
        尾数→1尾      大きさ→30cm

  2004/08/09 晴れ:青森県・鯵ヶ沢港
        尾数→2尾      大きさ→12cm前後