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2003/08/23
神奈川県平塚市相模川河口
TL(全長):35p |

◆国内:東北沖以南〜東シナ海。

◆いわゆる「いしもち」と呼ばれる種で、シログチやコイチなどと区別されないことが多い。これら「いしもち」と呼ばれる魚に共通するのが、水揚げされると、鰾(鰾=うきぶくろ)を使って「ぐぅぐぅ」と鳴くことが挙げられる。
◆コイチとは区別するのは難しいが、それ以外のニベ科魚類とは比較的見分け易く、体側の側線の上方全体に斜帯があればコイチかニベ。現在、両種を確実に、そして簡単に見分ける方法が発見されておらず、DNA鑑定や魚を解体して身体を形成する器官を調べる以外に確実に見分ける方法はない。しかし、ある程度は外見の違いが傾向になって現れている。よっぽど顕著な個体は、コイチが腹面が黄色くニベが白いとか、側線上方の斜帯がニベでは連続しているがコイチは途切れ途切れになっているなどの形質で見分けることができる。
◆周年、底質が砂や泥のような沿岸域に棲み、淡水の混じる河口域にも多く見受けられる。海水が濁ったりした時や夜に活動が活発になり、釣りで釣られたりするのも海水が濁っている時や夜が多い。
◆「ニベもない」ということわざがあるが、このニベは本種を指す。ニベの鰾で昔は糊が作られており、粘りっ気も何もないというような意味で、自分の誘いやお願いなどをその相手が一切受け付けない時に使われることが多い。
例えば、
太郎君:「あの釣り人、さっきヒラメ釣ったの見たぞ。」
太一君:「あ、俺も見たよ。それで、試しに『そのヒラメ、頂けないでしょうか。』って頼んだんだ。」
太郎君:「無謀なことするなー。んで、何て言われたのよ。」
太一君:「それがさぁ、『何言ってんだ、おめぇ。』と、ニベもない。」
太郎君:「誰だって、そんな感じの返答するだろうよ。ましてや初対面でいきなりはね……。」
太一君:「……やっぱ、無理か。」
こんな感じで使われる。果たして理解して頂けただろうか。
◆食用可。蒸し物やカマボコが一般的だが、獲れたその日のうちであれば刺身が超絶品。そして、塩焼きもそれに劣らず絶品。
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