オオスジイシモチ
Apogon doederleini
硬骨魚類綱/スズキ目/テンジクダイ科/テンジクダイ属

2000年08月16日(水)晴れ、大潮
東京都八丈島

10p位。

◆国内:千葉県以南。
◆国外:台湾、フィリピン。



◆コスジイシモチにかなり似ているが、体側に走る縦の黒縞は5本とコスジイシモチより少なく、「スジ」が「オオ」きい(太い)のでこの名前が当てられたのではないだろうか。それと、コスジイシモチよりもっとよく似たウスジマイシモチというのがいるが、本種が真ん中の縦線が尾鰭(鰭=ひれ)後縁まで達しないのに対し、ウスジマイシモチでは達するということで区別できる。
◆夜行性なので昼よりむしろ夜に釣れ、外海性の強い堤防、磯なんかで掛かってくる。昼は沖合いの方でやる、船釣りとかだと掛かる率が高くなるみたいだ。深いと暗くなるからだろうか。小さいくせに大きい口だから、大物狙いでもちゃんと鉤に掛かって揚がってくる。
◆釣り人は、夜に群れで釣れる姿のシルエットが本種に似ているだけであるネンブツダイクロホシイシモチなどと混同してしまているのが残念だ。本種はネンブツダイクロホシイシモチとは違い、群れることは少なく、単独でいることや、群れは群れでも小さい群れでいることが多い。だから、上記の2種よりも釣れてくる率は低いと思われる。
◆産卵期の行動は、テンジクダイ科の数種に見られる独自の方法で、雌が産み落とした卵を雄が精子をかけ、雌雄、特に雄が口の中に含んで守り、孵化するまで餌も取らずに1週間程、絶食する。孵化後も雌雄でテリトリーを作り、危険を感じた時は素早く仔魚を口に含み天敵から子供を守る。これが口が大きくなければならない所以なのではないだろうか。
◆結構面白い魚ではあるが、食べる方は全くと言って良いほど浸透していない。ちゃんと食べれる。大きさ故に、唐揚げなどが無難なところになるが、鱗(鱗=うろこ)が大きく調理はし易い。その気になれば刺身などにもできる。


じゃらん♪



2000/08/16 晴れ、大潮:伊豆諸島・八丈島神湊港軍艦堤防
       尾数→2尾      大きさ→10cm位