根魚釣り



場所:静岡県伊東市伊東港新井堤防
年月日:2004年03月03日



◆私含め友人計6名で伊東に小旅行に行った時のこと。伊豆を満喫するための一環として「海釣り」は欠かせないという意見により、3月3日の午後17:30頃から3時間弱の半夜釣りを行った。

◆パターゴルフやアスレチックを楽しんだ後、稲七さんでオキアミを買い、新井堤防へ向かう。暑くなったと思ったら再び冬型の気圧配置となり真冬の寒さだったが、車で横付けできるのが嬉しい。この時期に半夜釣りで狙える魚は少ないので、狙いは根魚に絞っていくことにした。

◆最初はテトラと堤防際との隙間を狙う。根掛かりに悩まされながらも、少し経つと友人にアタリがあったという。前日に軽く雨が降っていたこともあり、魚の活性は低いものと思っていたが、魚の活性は意外と高いようだ。私は根掛かりを嫌って、その後、昨年の秋にオニカサゴが釣れていた堤防際のポイントを攻めることにしたが、期待とは裏腹にアタリはない。仕掛けを電気ウキに変えてもウキが沈みそうな気配はあるものの、ウキの明かりが海に滲むことはない。狙える水深がウキだと限られるため、郷を煮やした私はウキを外してフカセ釣りで再度、ヘチ際を狙う。これが正解だった。フカセに変えてからの1投目で、この日最大の30cm級のエゾイソアイナメ(いわゆるドンコ)が釣れた。

◆他の5人に魚が釣れたことを報告し、再び同ポイントへ。だが、2尾目のドジョウはそう易々と釣れてはくれない。すると、テトラと堤防際の間を狙っていた友人の方が騒がしいことに気付き向かうと、先ほどのよりはやや小振りの17cm級のエゾイソアイナメが釣れていた。パタパタと2尾立て続けに釣れたので、それまであまりの寒さのために静観していた他の4人も釣り竿を握ることになった。とりあえず6人分を確保すべく、血眼になって皆でヘチ際を狙い始める。

◆若干の静寂があった後に、25cm級のエゾイソアイナメのアタリを引き当てたのはまたも私。友人たちは皆、手持ちでやっていて、アタリはあると口々に言っていたものの、置き竿の方がよりアワセが合い易いようだ。

◆その後もアタリが途絶えることはなく、誰かしらにアタリがある状態が続くが、寒さに耐え切れず、2名が車で暖を取るためにリタイア。そのうちの1人の方の竿がしばらく置き竿になっていたのに私が気付き、仕掛けを上げると3本鉤全ての餌が盗られていたので、餌を付け替えて再投入し再び置き竿にする。ちょいちょいと私の仕掛けをいじった後、その置き竿を上げてみると、今度は20cm級のゴンズイとエゾイソアイナメが一荷で釣れた。私の一人舞台と化してしまったが、ここまで釣れたゴンズイとエゾイソアイナメは合わせて4尾なので、6人分を確保するには2尾足りない。あと2尾釣らなければ……。

◆なんとしても数を揃えたい私は一人で釣り座を細かくちょくちょく移動する。アタリはあるものの、なかなか鉤掛かりしてくれないのに歯痒さを感じていると、餌も残り僅かになってきてしまった。結局、この後に1尾私が追加したのみで、餌切れで納竿とした。1人1尾というわけには行かなかったが、皆、アタリとヒキは味わっているため、全員満足なまま帰路に着けたように私には見えた。

◆帰った後はもちろん私は料理に取り掛かったわけだが、この時期のエゾイソアイナメの肝は充実しており、ゴンズイも含めて全て煮付けにして美味しく頂けた。意外とどちらの魚も好評で、あっという間に皿が綺麗になったのが印象的であった。私以外はエゾイソアイナメとゴンズイを食べるのが初体験であったので、どちらが好みか尋ねたところ人気は五分五分といったところであった。今回釣れたゴンズイとエゾイソアイナメはともに堤防上などで干物になっていることを多く見かけるが、きちんと調理すればかなり美味しい魚であり、立派なおかずになることを再認識できた。堤防上に干物にして殺し放置するくらいなら、是非、一度は持ち帰ってみることをお勧めする。先入観で魚の価値を決めるのは如何なものであろうか。

◆エゾイソアイナメは知る人ぞ知る「良い魚」。ゴンズイと間違われて、或いはその風貌から干物にするというのは何とも勿体ない。また、ゴンズイは分類学上はナマズ科に属す。調理の際にペンチで毒のある背鰭(鰭=ひれ)と胸鰭の棘さえ切り落とせば、殆どナマズと変わらない。釣り人の間でも、海のナマズが知る人ぞ知る「良い魚」と言える日は遠くないことを願いたい。


釣果
釣果

ゴンズイ&エゾイソアイナメ煮付け
ゴンズイ&エゾイソアイナメ煮付け

エゾイソアイナメ3尾煮付け
エゾイソアイナメ3尾煮付け





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