吉岡心平のマーク

タキ4100二代形4142

私有貨車


 また「液安」かあ・・・ とがっかりしないで頂きたい。高圧ガスタンク車は、構造・寸法面での標準化が進んでいることが特徴、とは既に何回も述べたがこのロットは珍しく、独自寸法で製作されたのである。

 タキ4100形は25トン積液化アンモニア専用車で、汽車製については特別編 で解説した。

 タキ4142は最終ロットであるタキ4140〜43の一員として、昭和42年6月日立で製作された。
 外観・構造は在来車と同一で、タンク体には高張力鋼を用い、板厚は胴板13mm・鏡板16mmと厚い。周囲には厚さ70mmのスチロポール断熱材と薄鋼板からなる保冷キセがあった。キセの固定は日立標準のバンド締方式であった。
 さて、本ロットが奇妙なのは、タンク寸法は直径

1,960mm・長さ15,890mmと、長さが標準より30mm短くなっている点である。このためタンク容積も46.5mと、他車の46.8mより僅かに小さい。
 荷役装置はマンホール弁方式だが、昭和52年5月に緊急遮断弁付に改造された。
 台枠は平形で、長さは16780mmと、これまた標準より220mm短い。端数をつけてまで、車体を短縮したのは一体何故なのだろう?
 台車は長大タンク車の走行性能改善のため開発された「無印」のTR41Dであった。

 所有者は日産化学工業KK・常備駅は速星であった。写真は新崎駅での撮影で、速星〜中条間に運用中の姿だが、越中島などにも時々姿を見せていた。昭和61年9年、僚車4両と共に廃車となった。


タキ4100二代形の形式解説

液化アンモニア専用車のガイド


【第132週】030309作成、040228R4、050123R4A、071006リンク追加+R4A2。

タキ4100二代形4142の写真

【写真132】 タキ4100二代形4142 昭和51年7月28日 新崎駅にて P:吉岡心平

容積は他車より小さい・・・筈なのに標記は46.9mである。

この写真は吉岡写真CD−ROM第23巻に「P01323」として収録されています。