吉岡心平のマーク

タキ8350形8361

私有貨車


 私有貨車セミナーで取り上げた形式は、どうしても後回しになるが、今回はラテックスのタンク車を取り上げる。

 タキ8350形は30トン積ラテックス専用車で、昭和41〜55年に15両製作された。先輩形式のタキ8300形では普通鋼製だったタンク体を、ステンレス製にしたものである。積荷は製紙用の塗工剤なので、パワムと一緒に紙パルプ工場にたむろしていたものだ。

 タキ8361は59〜62の4両ロットとして昭和48年10月に富士重で製作された。同社製では初のラテックス専用車で、全体構造はタキ3700形酢酸専用車に良く似ていた。

 タンク体はステンレス鋼製で、直径1,950mm・長さ10,340mmであった。積荷の凍結を防ぐため、周囲は厚さ100mmのグラスウール断熱材で保温されていた。
 台枠は平形で、長さは11,300mm・BC間距離は8,000mmと標準的である。ブレーキは両側+積空、台車はTR41Eだが、登場時期がレジンシュー採用の最初期であったため、ブレーキシリンダは鋳鉄用のKSD254−305をそのまま用い、リンケージが過渡期の作りとなっていた。

 落成時の所有者は旭ダウKK・常備駅は千鳥町であった。昭和57年8月の合併で旭化成工業KK所有となった。なお会社名は、平成13年1月に旭化成KKに変わっている。


タキ8350形のロット表

ラテックス専用車のガイド


【第169週】031123作成R4、040604リンク追加、040908リンク変更、050414R4A、051215ロット表追加、
051230ロット表をタキ8352(特別編639)に移動、070715R4A2。

タキ8350形8361の写真

【写真169】 タキ8350形8361 昭和49年3月30日 塩浜操駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第31巻に「P01846」として収録されています。