吉岡心平のマーク

タキ5450形95458

私有貨車


 今回はタキ5450形液化塩素専用車の中で、TR211B台車を装備したグループを取り上げる。
 高圧ガスタンク車は、タンク体の剛性が高いため、緩和曲線等の3次元的変位に追従しし難い問題点があった。そこで昭和40年代末期から始まった保安度向上のための貨車構造改善では、その一環として走行性能の改善を図るべく、台車を従来のTR41系から高性能のTR211系に変更することになった。劃して昭和50年7月以降に落成したタキ95453以降は、TR41D台車に代えてTR211B台車を装備することになったのである。

 タキ95458は昭和50年9月に日車で製作された。一ロット一両で、2ケ月前に同社が製作した95455の増備であった。

 外観・構造で、上廻りは在来車と変わらず、高張

力鋼製で直径1,800mm・長さ8,260mmのタンク体周囲には、厚さ75mmのグラスウール断熱材と薄鋼板製の保冷キセを装備していた。
 一方下廻りでは、前述したように台車をTR211Bに変更した。台枠長さとBC間距離はそれぞれ9,260mm・5,960mmと在来車と同一だが、これは台車軸距が1,650mmと不変だったためである。ブレーキは相変わらず両側+空気だが、TR211Bは合成制輪子を装備するため、ブレーキシリンダもKD203と小型化された。

 所有者は大阪曹達KK・常備駅は安治川口であった。写真は落成後、甲種鉄道車両として常備駅に到着した際の姿である。昭和63年11月、社名はダイソーKKに変わり、平成6年8月には関西化成品輸送KKとなった。常備駅は安治川口のままである。平成15年度に廃車となった。


液化塩素専用車のガイド


【第256週】050724作成R4A、071014R4A2。

タキ5450形95458の写真

【写真256】 タキ5450形95458 昭和50年10月6日 安治川口駅にて P:吉岡心平

この写真は吉岡写真CD−ROM第36巻に「P02126」として収録されています。