吉岡心平のマーク

タキ30200形30201

私有貨車


 新潟の和田さんからのお便りに答えて、21世紀の貨車解説第一号をお届けする。
 液化モノメチルアミンは高圧ガスタンク車の歴史の中では、最も新しいものの一つである。タサ4100形液化アンモニア専用車から、昭和44年に改造されたタサ5900形がその嚆矢だが、ここではその置換用として製作されたタキ30200形を紹介する。

 タキ30201はタキ30200形の第二号車として、昭和53年4月に日車で製作された。昭和52年に登場したタキ30200の増備車で、高圧ガスタンク車としては標準的な作りである。
 タンク材質は高張力鋼(HT60)で、板厚は胴板

11mm・鏡板12mm、寸法は直径1,960mm・長さ14,290mmであった。ちなみにタキ18600形は胴板13mm・鏡板14mmで、直径は同じだが長さはこれより1.6m長くなっている。タンク周囲には保冷用の厚さ75mmグラスウールと薄鋼板製のキセを持ち、タンク塗色はレギュレーションに基づき「ねずみ色一号」であった。
 台枠は平形で、長さは15,300mm・BC間距離は12,000mm、台車はTR216Bであった。

 所有者は三菱瓦斯化学KKで、常備駅は新崎であった。タキ30200形は3両すべてが三菱化成KKは黒崎への運用に入っていたが、平成7年9月に廃車されている。7年8月に廃車となっている。


●同一専用種別 タサ5900形5900(特別編195) 先輩形式で昭和44年にタサ4238を改造、日東化学工業KK向。

           タサ5900形5902(特別編707) 同じく昭和44年にタサ4134を改造、三菱瓦斯化学KK向。


【特別編9】010103作成、020501リンク追加、021023本文修正、040119R4、050701ロット表追加、060821
ロット表R2、060921リンク追加、071231R4A2。


タキ30200形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 落成時の所有者
30200 S5202 日車 東京化成品KK
30201 S5304 日車 三菱瓦斯化学KK
30202 S5412 日車 日本石油輸送KK

タキ30200形30201の写真

【写真1009】 タキ30200形30201 昭和57年7月4日 新崎駅にて P;吉岡心平