吉岡心平のマーク

クム80000形80000

私有貨車


 先般、4トントラックを用いたピギーバック輸送の終焉が報じられた。
 車両限界の小さいわが国では、トラックをそのまま貨車に積載するピギーバック輸送は、高価な低床貨車を使用しないと不可能とされていた。これをアイデアで克服した4トントラックピギーが登場した時は、驚きと同時に喝采を送ったものである。

 クム80000は、ピギー開業に合わせて16両製作された第一グループのなかの一両で、昭和61年10月川崎で製作された。
 車体はコンテナ車と同様に、枕梁間は側梁だけで構成されているが、床面高さを下げるためスタイルは異なっている。台車にはク5000形からサルベージしたTR63CFを使用した。余談だが、本

形式は最初最高95Km/h、後には100Km/hで運用されたので、当初85Km/h系として位置づけられたTR63台車は,結局100Km/hで使用出来たことになる。

 所有者は日本フレートライナーKK・常備駅は東京貨物ターミナルで、落成後は東京タ〜梅田間の花形特急列車で活躍した。平成元年に110Km/h走行が可能なクム1000系が登場すると職場を追われ、平成元年7月に沼垂に異動した。なんだか151系を思わせる生涯を辿ったことになる。
 平成2年3月に新潟貨物ターミナル常備となった後も、新潟〜東京(田端・隅田川)間のピギー列車に充当されていたが、バプル崩壊によるリセッションにより、平成6年12月に廃車となった。


●同一形式 クム80000形80050(特別編604) 昭和63年JR貨物広島車両所製。外観・構造はメーカー製に準じる。

        クム80000形80062(特別編580) 昭和63年日車製で寒地向。

        クム80000形80078(特別編489) 平成3年川崎製のラストナンバー。

車運車のガイド


【特別編57】010524作成、011218リンク追加、030823リンク変更、040501R4、050508リンク追加、
050423R4A、050426リンク追加、050629写真サイズ変更+リンク追加、071127R4A2。

クム80000形80000の写真

【写真1057】 クム80000形80000 昭和63年4月24日 東京貨物ターミナル駅にて P:吉岡心平