吉岡心平のマーク

シキ25形25

私有貨車


 シキ25形は一形式一両の50トン積落し込み式大物車で、昭和35年8月日車支店で製作された。昭和36年に「限界抵触による接触事故を起こし、側枠の裾を切断した」とされるが、落成から僅か1年後の改造のため、これまで写真は未発見のままだった。

 ところが「貨車の神」は我々をお見捨てにはならなかった。ここに「改造前」の姿をお見せしよう。
 落成時の台枠寸法は長さ17,600mm、断面寸法は高さ960mm・幅240mmであった。着脱式の横梁を取り付ける穴は縦長で、雨除けのよう

に見えるのはブレーキ管である。
 昭和36年の接触事故による対策では、側枠の裾を170mm切断し、高さを790mmに短縮した。これによる車体剛性の減少を補うため、側梁の側面下部全体には強め板が貼り付けられ、横梁取付穴も位置・形状共に変更された。

 所有者は東京芝浦電気KKで、昭和59年5月に現社名に変更された。常備駅は新芝浦から、昭和58年1月に浅野、その後は安善に異動しているが、いずれも貨物駅集約に伴う名義上のものである。平成14年度に廃車となった。


大物車のガイド

●関連形式 シム20形20(特別編249) 昭和12年汽車東京製、15トン積で我国唯一の2軸大物車。

        シキ90形91(特別編85)  昭和35年東芝製、35トン積落し込み式で国鉄貨車のコピー。


【特別編65】010611作成、010805参考追加、020803リンク追加、030904本文修正、031216リンク追加、
040331R4、050411R4A。

シキ25形25の写真

【写真1065の1】 シキ25形25(改造前) P:吉岡心平所蔵

シキ25形25の写真

【写真1065の2】 シキ25形25(改造後) 昭和43年11月29日保土谷駅にて P:堀井純一

【堀井さんから貴重な写真を提供して頂きました】