吉岡心平のマーク

タキ16200形16208

私有貨車


 タキ16200形は35トン積酢酸ビニル専用車で、昭和44〜50年に10両製作された。基本構造をキセ付35系とすることで軽量化し、従来のタキ8700形から荷重を5トン増とした形式である。

 タキ16208は09と共に、同形式の最終ロットとして昭和50年3月富士重で製作された。

 外観・構造は典型的なキセ付35系タンク車で、製造時期から手ブレーキ・TR41E台車を装備したフェーズ3となった。設計比重は0.92・タンク容積は38mで本形式の標準値である。
 酢酸ビニル専用車の特徴は、腐食性の積荷でも無いのに上入れ上出し方式の荷役装置を採用している点にある。これは酢酸専用車との相互転用を考慮したことが原因と言われている。

 タンク体はステンレス鋼製で形態はドームレスのC3タイプ異径胴、寸法は両端直径1,850mm・中央直径2,300mm・長さは10,690mmであった。周囲には保冷用に厚さ75mmのウレタン断熱材と薄鋼板からなるキセがあった。
 台枠は35系独特の中梁省略タイプだが、フェーズ3で手ブレーキを装備したため、台枠長さは12,000mmと500mm長くなり、BC間距離は8,700mmでオーバーハング長は前後非対称となった。ブレーキはKSD形積空+手、台車は落成時からTR41Eであった。

 所有者は信越化学工業KK・常備駅は黒井であった。常備駅は昭和56年10月に武生、平成3年2月に安治川口と変遷し、平成5年9月、タキ16200形で最初に廃車となった。


タキ16200形のロット表

酢酸・酢酸誘導体専用タンク車のガイド


【特別編201】020507作成、021211リンク追加、031031ロット表追加、040127R4、050411R4A、050821ロット

表をタキ16206に移動、060826本文修正、070713R4A2。

タキ16200形16208の写真

【写真1201】 タキ16200形16208 昭和51年10月10日 安治川口駅にて P:吉岡心平