吉岡心平のマーク

タキ6500形6508

私有貨車


 タキ6500形では既に新製車を紹介したが、今回は他形式からの改造車を取り上げる。

 タキ6500形30トン積アセトン専用車は、昭和32〜40年に10両が作られた。外観・構造は、一言で言ってタキ3000形と瓜二つである。

 タキ6508は昭和40年7月三菱でタキ6900形6906から改造された。10月にはタキ6907からタキ6509が同様に改造されている。
 当時アクリルニトリルタンク車は、アクリル繊維の不振により大量の余剰車を抱えており、本形式を始めとしてタキ4150・10300・10350形やタキ4200形など様々な形式に転用されていた。

 改造では種車のタンク体・台枠はそのまま利用したが、荷役装置は下出し方式に変更された。このためタンク下部には吐出管を新設したが、タキ6900形時代の上出し用の配管もそのまま残置された。従来はプロテクタで隠されていた配管が剥き出しになったため、異様な印象を受ける。
 台枠は通常の平形で、台車はTR41Cである。

 落成時の所有者はKK化成水島・常備駅は日鉱前であった。その後、駅の新設に伴い常備駅は「東水島」となった。昭和49年2月には親会社との統合により三菱化成工業KK所有となった。更に会社名は三菱化成、三菱化学と変遷したが、平成9年3月に廃車となった。


タキ6500形のロット表

●同一形式 タキ6500形6501(第63週) 新製車の例。昭和32年川崎製で三井物産KK所有。

●類似形式 タキ4150形4150(特別編778)  タキ6913の改造車で昭和42年若松改造。

        タキ10300形10301(第124週)   タキ6908の改造車で昭和43年三菱改造。

        タキ10350形10350(特別編483) タキ6911の改造車で昭和43年三菱改造。


【特別編404】030725作成、031223R4、040416リンク追加、050227R4A、051220リンク追加、070505リンク
追加、070708R4A2。

タキ6500形6508の写真

【写真1404】 タキ6500形6508 昭和52年3月3日 栄町駅にて P:吉岡心平