吉岡心平のマーク

タキ5400形5406

私有貨車


 液化塩素の大ユーザーと言えば旭化成を思い出すが、今回は同社で初めての25トン車として登場した、タキ5400形の第5ロットを取り上げる。

 タキ5406は5407と共に昭和34年11月三菱で製作された。なお弊サイト既出のタキ5409もほぼ同時に製作されている。

 旭化成の液塩車では初の25トン車だが、同社では同時に同一メーカーでタム2300形を8両製作し、更にその後の増備もタキとせず、タムを昭和39年迄製作し続けた。このことから当時のタキには輸送単位の不適合とか製作コストが割高とか、何らかの欠点があったものと推察される。

 タンク体はボイラー用鋼板製で、寸法は直径1,843mm・長さは7,900mmであった。
 荷役方式は高圧ガスタンク車では標準となるマンホール弁方式である。
 台枠は平形で、長さは9,200mm・BC間距離は5,900mmであった。ブレーキは重量車用のKE305形空気+手、台車はTR41Cから第一次改造でTR41Dとなった。写真の台車はオイルダンパ廻りに妙な補強が見えるが、これは暫定改造時のもので、後に標準に復したため珍しいものだ。

 所有者は旭化成工業KK・常備駅は南延岡であった。平成3年12月に2両揃って廃車となった。


液化塩素専用車のガイド

タキ5400形のロット表


【特別編757】070307作成R4A、070712R4A2。

タキ5400形5406の写真

【写真1757】 タキ5400形5406 昭和47年頃 徳山駅にて P:吉岡心平

普段はタムの2両編成なのだが、今日はタキ5400形で大当たり!