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チキ2900形2900

国鉄貨車

Lv2


 国鉄貨車教室第32回では、ビレット輸送用の「チキ3兄弟」を紹介したが、今回はそのうちのチキ2900形の疑問点について紹介しよう。

 チキ2900形はチキ4500形の兄弟車で、昭和42年に国鉄若松工場で15両がトキ15000形から改造された。
 つねづね思うのだが、改造とは言っても流用したのは台車程度で、新製と改造との違いがどこにあるか判然としない。新規投資が制限されていたため、費目を変えたのだろうか。昭和42年はヨンサントウの2段リンク化のため、改造予算が山ほどあった筈だから、これを上手く活用したのかもしれないな・・・ などと良からぬ想像をしてしまう。

 更に興味を引く点は、既にトキ25000形が量産されていたにも拘らず、下回りをこれと同一としなかった点である。トキがKCブレーキ+TR209台車なのに対し、本形式は積空ブレーキ+TR41C台車と、ブレーキは新しく、反面台車は古い。

 本形式が採用したブレーキ装置は、私有貨車と同じ空気切替式なので、中間荷重での使用には難があったから、実績的には良くなかったものと思われる。

 写真はチキ2900と2903だが、本形式は両数も少なく一形式一ロットであったこともあり、番号による外観の変化は皆無だった。


【国鉄編34】 031108作成。

チキ2900形2900の写真

【写真2034の1】 チキ2900形2900 昭和52年8月2日 西八幡駅にて P:吉岡心平

チキ2900形2903の写真

【写真2034の2】 チキ2900形2903 昭和52年8月2日 西八幡駅にて P:吉岡心平