【国鉄編3】ワム400形455

平成13年5月23日 ▲国鉄編2へ ▼国鉄編4へ 国鉄貨車研究所に戻る


 RM214号の国鉄貨車教室第三回では、冷蔵車改造の有蓋車であるワム400形を取上げた。写真としてはワム436の公式側を掲載したが、ここでは非公式側の姿として、ワム455の写真を紹介する。

 なおワム436は、昭和37年三菱飯野製のレム701を、昭和45年幡生で改造した車両である。ところで、写真3の1の右奥にちらっと見える車両は何だろう?

【写真3】 ワム400形455 昭和49年9月29日 青海駅にて

【レム400形の「引戸密閉装置」について】

【写真3の2】 レム400形536の部分 吉岡心平所蔵

 ワムへの改造では、レム400形特有の「引戸密閉装置」を撤去したと書いたが、いったいこれは何だろう?

 「引戸密閉装置」とは、引戸式冷蔵車の弱点であった車内外の気密性を向上するため、引戸上下をシールする装置のことで、正式には「通気止め装置」と呼ばれていた。
 写真で扉の左横に見える操作ハンドルと縦方向のリンク、リンク端のカム、そして写真では見えないが引戸内側に上下二本あるシール棒とで構成される。ドアを閉めた後、ハンドルを下に降ろすことにより、リンクが移動してカムが回転し、シール棒が廻って車体と引戸の間隙を密閉するのである。さらに輸送中はハンドルをシール位置に固定するためのクランプ機構がある。なお、当然ながら引戸を開ける際には、ハンドルを上げてシールを解除しなければならない。

 ワム436の写真を良く見ると、ハンドルを撤去した後に当て板をしたことが見て取れる。お手元のRMを、もう一度ご確認頂きたい。


国鉄編2へ ▼国鉄編4へ 国鉄貨車研究所に戻る