吉岡心平のマーク

タキ3500形の形式解説

私有貨車


【概要】
 アルコール専用車初の30トン車でタキ3000形に酷似し、タサ3200形の拡大版に当たる。類似形式にタキ7200形があるが、内面をステンレス貼りとした点が異なる。
 後継形式は35系タンク車に属する35トン車タキ7250形である。

【車歴】
 昭和29〜39年に3500〜3599,13500〜13578の179両が新潟・造機・富士重・汽車東京・川崎・飯野で製作された。なお3536,3537はタキ1500形15003,15004から昭和34年東急で改造されたが、昭和48年に41501,41502に再改造された。
 本形式の特徴として、一両を除き全車が内外輸送KK所有であることが挙げられる。

【外観と構造】
 設計比重は0.8・タンク容積は37.5〜37.8mであった。
 タンク形態はドーム付の直円筒形で、タンク材質は普通鋼である。
 タンク寸法は直径2,050mmで、長さは11,174〜12,600mmであった。飲用アルコールを輸送する車両にはタンク内面を亜鉛メタリコンやエポキシ樹脂塗装を施したり、底面に1/100の傾斜板を設けた車両もあった。

【荷役方式】
 マンホールから積込み、吐出管から降ろす通常の上入れ下出し方式である。

【下回り】
 台枠は平形で、長さ12,800〜13,300mm・BC間距離9,500〜10,000mm、ブレーキ装置はKD254形空気+手、台車はTR41,41A,41Cであった。


新潟製のトップ タキ3500


           川崎製でタキ3000酷似 タキ3530


 唯一の協和発酵所有 タキ3535


       謎のゴムライニング車 タキ13547

 
         


タキ3500形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 落成時の所有者
3500,3501 S29 新潟 内外輸送KK
3502,3503 S29 造機 内外輸送KK
3504,3505 S30 造機 内外輸送KK
3506〜3508 S30 造機 内外輸送KK
3509〜3511 S31 造機 内外輸送KK
3512,2513 S31 造機 内外輸送KK
3514 S32 造機 内外輸送KK
3515 S32 造機 内外輸送KK
3516,3517 S32 造機 内外輸送KK
10 3518,3519 S33 造機 内外輸送KK
11 3520〜3522 S34 富士重 内外輸送KK
12 3523,3524 S34 造機 内外輸送KK
13 3525〜3529 S34 汽車東京 内外輸送KK
14 3530〜3534 S34 川崎 内外輸送KK
15 3535 S34 富士重 協和醗酵工業KK
16 3536,3537 S34 東急▲ 内外輸送KK
17 3538〜3545 S34 富士重 内外輸送KK
18 3546〜3558 S35 富士重 内外輸送KK
19 3559,3560 S35 造機 内外輸送KK
20 3561〜3575 S36 富士重 内外輸送KK
21 3576,3577 S36 造機 内外輸送KK
22 3578〜3592 S36 富士重 内外輸送KK
23 3593〜3599,13500〜13505 S37 富士重 内外輸送KK
24 13506〜13520 S37 富士重 内外輸送KK
25 13521〜13530 S38 富士重 内外輸送KK
26 13531〜13540 S38 造機 内外輸送KK
27 13541〜13558 S38 富士重 内外輸送KK
28 13559〜13568 S38 飯野 内外輸送KK
29 13569〜13573 S39 飯野 内外輸送KK
30 13574〜13578 S39 富士重 内外輸送KK

【形式編8】070707作成R4BX2。