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タム2100形の形式解説

私有貨車


【概要】
 改造車であったタム5500・タ2100形に続いて、初めての新製希硝酸専用車として誕生した形式で荷重は15トン。
 後継形式はタサ3300形(20トン積)とタキ8100形(30トン積)である。

【車歴】
 昭和25〜39年に24両が日立・富士重・川崎・三菱で製作ないし改造された。

【外観と構造】
 腐食防止のためステンレス鋼製のタンク体を搭載した小型の2軸車である。
 タンク寸法は製造所と製造時期によりさまざまである。
 荷役方式はマンホールから積込み、荷卸しは空気管からの空気加圧によりステンレス製の液出管から取り卸す上出し方式である。
 台枠は平形で、長さはタンク寸法同様ロットにより様々である。ブレーキ装置は片側+空気、走り装置は初期のものはリンク式、後期のものは2段リンク式で、前者はヨンサントウで2段リンク式に改造された。

●日立製
 5ロット10両で、本形式の最大派閥。最初の2ロット4両とそれ以降とはタンク寸法が大きく異なる。

●三菱製
 3ロット4両あり、最初の2ロット3両はタム100二代形の改造車である。

●富士重製
 タム2110の1ロット1両で、同社の希硝酸専用車として嚆矢。

●川崎製
 6ロット9両で、全て宇部興産向け。バランスのとれた形態を有する。


日立製初期 タム2102


        日立製後期 タム2104


三菱製の改造車 タム2109


川崎製 タム2111


三菱製の新製車 タム2113


 川崎製 タム2123


タム2100形のロット表

ロット 番号 製造年 製造所 旧形式 旧番号 落成時の所有者
2100,2101 S25 日立     新日本窒素肥料KK
2102,2103 S26 日立 新日本窒素肥料KK
2104,2105 S29 日立 日産化学工業KK
2106 S32 日立 日産化学工業KK
2107,2108 S33▲ 三菱 タム400形 1670,1671 宇部興産KK
2109 S34▲ 三菱 タム100二代形 1124 新日本窒素肥料KK
2110 S35 富士重     藤本産業KK
2111,2112 S35 川崎 宇部興産KK
2113 S35 三菱 旭化成工業KK
10 2114〜2116 S36 日立 日産化学工業KK
11 2117 S36 川崎 宇部興産KK
12 2118,2119 S36 川崎 宇部興産KK
13 2120,2121 S37 川崎 宇部興産KK
14 2122 S38 川崎 宇部興産KK
15 2123 S39 川崎 宇部興産KK

【形式編15】071017作成R4BX3、080316タム2111追加。