緑園の丘 2002年夏号 vol.41
緑園の丘 2002年夏号 vol.41

   お元気でしょうか。入道雲を見ると....朝早く竹の輪っかにクモの糸を集めてネットにして、蝉を追いかけたことを思い出します...あなたはいかがですか。


神のタピストリー 横浜緑園キリスト教会牧師 原田憲夫

 神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠への思いを与えられた。しかし、人は、神が行なわれるみわざを、初めから終わりまで見きわめることができない。(聖書)

 人生はたくさんの謎に満ちています。頼みもしないのにやって来る困った出来事。自分で選んだ結果、身動きが取れなくなった出来事。絶えず移り変わるさまざまな出来事が、波のように押し寄せては退き、退いては押し寄せます。それらがどのような意味や目的があるのか、人生のただ中にあってはわかりません。

 私たちには自分に起こる出来事を勝手に決めることができません。ですから、一人ひとりの人生に起こるさまざまな出来事に、時には屈服させられながら、時には抗いながら生きています。

 数年前、聖書の旅ツアーでトルコを訪れた折に、絨毯工場を見学しました。たくさんの色を持つ細い絹糸、それを12、3歳の指の細いお嬢さんが織り機で巧みに縦横糸を組み合わせて織っていました。どのような絵模様の壁掛け(タピストリー)に仕上がるのかはわかりませんでしたが、深く感動しました。そのとき、ふと私たちの人生もちょうど神の手による美しい<神のタピストリー>ではないかと思いました。

 一人ひとりの人生は謎に満ちています。けれども、一人ひとりの人生に織り込まれていく神のご意志は、私たち人間の思いをはるかに超えて美しいものです。<永遠への思い>をくださる神に信頼することが大事ではないでしょうか。

 数年前に神のみもとに召された先輩の牧師がおられました。ご自分がガンに冒されていることを知ったとき、残された時間をできるだけふだん通りの生活をしたいと願われ実践されました。やがて病気が悪化して死が間近になったときも、病室を「天国の待合室」と呼んで、最後までユーモアにあふれ、喜びを失うことなく、生涯を全うしてゆかれました。それは家族をはじめ多くの人に永遠の神にある平安と慰めと勇気を与えるものとなりました。

 一人ひとりの人生の最終の仕上げの場面で神はあなたの人生にどのような絵模様を描き出されるのでしょう。神にある永遠の平安を得た絵模様でしょうか。

 人が地上の生涯を終えるとき、すべては消えていきます。けれども、ただ神の手にある美しい<神のタピストリー>はいつまでも残ります。

 教会はあなたのたましいのオアシスです。一度お出かけください。


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