「光は闇の中に輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった。」(ヨハネの福音書1章5節)
メリー・クリスマス!
クリスマスにはきれいな朝の光が差し込んできます。静かな日の平和の光です。
けれども、身の回りでは暗い出来事がひっきりなしに起こっています。世界のあちこちで今日も紛争があります。憎しみが渦巻いています。
最近、書店で「闇」という文字がよく目につきます。60年代から70年代にかけてもそんな記憶がありました。どこか共通しているのでしょうか。
そういえば、開高 健氏の小説に、「輝ける闇」というのがあります。でもこの題名は何か「あれっ」という感じがします。結びつかないはずの「輝ける」が「闇」という言葉にかかっているのです。
開高さんは、ベトナム戦争のまっただ中、1964年11月に当時のサイゴンへ飛び込んでいった人でした。そう考えると、「輝ける闇」というタイトルは、真っ暗な戦場を明々と照らす爆撃や戦闘のすさまじさの比喩のようでもあり、私たち人間の醜さとか残虐さといった、私たちが抱えている根源的な心の深い闇を語っているのかも知れません。
牧師の私のところには、真夜中に突然、見知らぬ人から電話がかかってくることがあります。
昼間は何でもないのに、夜になり、独りになると、ふと生きていることの虚無感に襲われたり、死への不安感に身動きできなくなって電話をかけてこられるのです。心が闇におおわれているのです。電話をかけるかどうかは別にして、だれにも「眠れぬ夜」はあるのではないでしょうか。
そんなとき、光があれば、光さえあれば、闇の中を手探りで歩くこともなく、進むべき道も見えてくるはずです。
確かに私たちは、さまざまなライトやイルミネーションを飾って街並みを明るくすることができます。けれども、その光は人の心の深い闇には届きません。なぜなら、人の心の闇は、人が光に背を向けたときに生まれたからです。光とは万物の創造者である神です。神に背を向けたその自分の罪で心もたましいも闇に包まれるようになったのです。ですから、人の心の闇を取り除く光は人がつくりだすことができないのです。
新約聖書の言葉をお聴きください。
「ことばは人となって私たちの間に住まわれた。」(ヨハネの福音書1章14節)。
光である神ご自身が、私たちと同じ一人の人間の姿をとってこの世に来られました。暗闇を照らすまことの光となって来てくださったのです。救い主イエス・キリストの誕生です。
ですから、私たちが光であるキリストに心の向きを変えるとき、私たちをおおっていた心の闇も取り除かれます。イエス・キリストを救い主と信じるとき、いのちの光がその人の中に差し込み、闇が消えて慰めと希望がもたらされるのです。
これがクリスマスです。
クリスマスの日、キリストの光があなたの心を照らしてくださいますように!
よろこびの歌をささげよう
〜クリスマス・キャロル〜 文:八木妙子
クリスマスって何の日なのでしょうか?私たち教会に集う者にとっては、大切なイエス様の誕生をお祝いする日なのです。
その喜びを表す一つの行事として、毎年12月のクリスマスの頃に緑園の「花の生活館」と「新橋ホーム」を訪問しています。教会学校の子供たち、聖歌隊、そして讃美歌を歌いたいものたち約20数人が歌いに行きます。行けば必ず首を長くして待っていてくださる沢山の年老いた入居者の方々がいらっしゃるのです。とても上手な歌声とは言えないかも知れませんが、何故か気持ちよく歌え、牧師先生のお話も一緒になって聴き、子供たちの作品のプレゼントもさしあげ、それぞれ入居者の方々と少し話し合って帰ってくるというのが恒例となりました。中には、昔教会に行っていたと言って喜んでくださる方もあります。
イエス様が十字架で私たちに与えてくださった愛を、この緑園で少しでも感じてくださればと歌い続けています。
〜聖夜礼拝とキャロリング〜 文:荒井恭子
緑園教会では、12月24日の夜に聖夜礼拝をおこないます。礼拝は、ろうそくを灯し、賛美と聖書の朗読が交互におこなわれ、とても厳かな礼拝です。
聖夜礼拝の前と後には、主イエス様のご降誕を祝して賛美を捧げるキャロリングをおこなっています。礼拝の前は緑園都市駅前で聖歌隊が中心になって、小さな子どもからお年寄りまでクリスマスの讃美歌を歌います。クリスマスの讃美歌は「もろびとこぞりて」「あらののはてに」「きよしこの夜」など皆さんによく親しまれている曲が多く、道行く人々も足を止め一緒に歌ってくださる人もいます。礼拝の後のキャロリングは、緑園都市のサンステージを訪れて聖なる夜を賛美の歌声とともに過ごします。毎年楽しみにしてくださる方もおられバルコニーからともに歌ってくださる方もいらっしゃいます。
今年のクリスマスは教会へいらっしゃいませんか?ぜひ本当のクリスマスを知っていただきたいと思います。駅でのキャロリング、サンステージでのキャロリング、一緒に讃美歌を歌ってみませんか?クリスマスこそ教会へ足を運ぶよいチャンスです。教会はいつでも皆さんを歓迎いたします。